「雪が降る地域に住んでるんだけど、カーポートは必要?」
「カーポートを選ぶときは何を重視したらいい?」
積雪地域で車両をお持ちの方の中には、このように考えている方もいるのではないでしょうか。
積雪地域におけるカーポートは、さまざまな側面で雪から車両を守ってくれる重要設備です。
本記事では、積雪地域におけるカーポートについて以下の点を中心に詳しく解説します。
積雪地域でカーポートが必要な理由
積雪地域でカーポートを選ぶ際のポイント
積雪に対応しているカーポートを扱う際の注意点
積雪地域に住んでいて、カーポートを設置しようか迷っている方は参考にしていただけると幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
カーポートとは
まず、カーポートの概要をご紹介します。
カーポートとは、住宅の近くに設置する簡易的な車庫のことを指します。
車庫といっても、しっかりした壁やシャッターがあるタイプとは異なり、主に柱と屋根で構成されているのが特徴です。
メリットは、雨や雪、鳥のフンや紫外線などから車両を保護できる点です。
特に積雪地域の場合、雪が車の屋根に積もると雪かきが大変と思う方も多いでしょう。
その場合でも、カーポートがあれば車両の屋根に雪が積もるのを防げます。
このようなメリットがあるため、特に積雪地域ではカーポートが重宝されているのです。
積雪地域でカーポートが必要な理由
次に、積雪地域でカーポートが必要な理由を5つご紹介します。
1.車両への積雪防止になる
2.ドアが凍結するのを防げる
3.雪が降っていても乗車時に濡れるのを防げる
4.タイヤやエンジンの保護につながる
5.雪かき作業の負担が減る
① 車両への積雪防止になる
積雪地域でカーポートが必要な理由の1つ目は「車両への積雪防止になる点」です。
積雪地域では、カーポートを設置することで、車両の屋根に雪が積もるのを防げます。
万が一車両の屋根に雪が積もってしまったら、重みで屋根が凹んだり、塗装が劣化したりすることにもつながります。
また、いざ乗車しようとしたときに車両の屋根に雪が積もっていたら、スムーズに発進できません。
そのため、積雪地域ではカーポートを設置するのが無難だといえます。
② ドアが凍結するのを防げる
2つ目は「ドアが凍結するのを防げる点」です。
カーポートがない場合、車両に霜や氷が付着しやすくなり、ドアや窓が凍結する可能性があります。
ドアや窓が凍結した場合、溶けるのを待つのも時間がかかる上、水やお湯をかけて解凍するのも劣化が心配です。
カーポートを設置することで車両のドアや窓が凍結するのを防げるため、スムーズに乗車したい方にはおすすめです。
③ 雪が降っていても濡れずに乗降できる
3つ目は「雪が降っていても乗車時に濡れるのを防げる点」です。
カーポートには屋根があるため、雪が降っていても乗車時に濡れることがありません。
また、住宅に隣接しているため、屋根のある場所を歩けば傘をさす必要もないでしょう。
特に積雪地域の場合、大雪が降ると車両への乗り降りに不便を感じる方もいるかもしれません。
その場合でも、カーポートがあれば雪に降られることなくスムーズに乗り降りできます。
④ タイヤやエンジンの保護につながる
4つ目は「タイヤやエンジンの保護につながる点」です。
車両が雪にさらされたままだと、タイヤやエンジンが極端に冷え切り、動作が鈍る可能性があります。
動作が鈍くなると安全性に不安が生じる上、短期間で劣化が進んで修理や交換が必要になることもあるでしょう。
カーポートがあれば、車両の温度がある程度保たれやすくなるため、極端な温度変化による劣化や動作不良を防げます。
⑤ 雪かき作業の負担が減る
5つ目は「雪かき作業の負担が減る点」です。
カーポートがあれば、車両の屋根はもちろん、車両周辺の駐車スペースへの積雪が防げます。
特に積雪地域の場合、雪かきをしても次の日にはまた雪が降っていて、終わりのない作業になりがちです。
肉体的にも精神的にも負担が減るため、カーポートは積雪地域での強い味方だといえます。
積雪地域でカーポートを選ぶ際のポイント
次に、積雪地域でカーポートを選ぶ際のポイントを3つご紹介します。
1.住んでいる地域の積雪量を調べる
2.積雪量に対応したカーポートを選ぶ
3.柱の本数が多いカーポートを選ぶ
① 住んでいる地域の積雪量を調べる
積雪地域でカーポートを選ぶ際のポイントの1つ目は「住んでいる地域の積雪量を調べること」です。
日本では冬になると広い地域で雪が降りますが、積雪量は地域によって大きく異なります。
最深積雪20cm以上の地域もあれば、50cm以上の豪雪地域もあるのです。
カーポートは積雪量によって適したものを選ぶ必要があるため、住んでいる地域の積雪量を把握することから始めましょう。
② 積雪量に対応したカーポートを選ぶ
2つ目は「積雪量に対応したカーポートを選ぶこと」です。
住んでいる地域の積雪量が把握できたら、その積雪量に対応したカーポートを選びましょう。
カーポートにはそれぞれ耐積雪量が設定されており、種類によって強度が異なります。
そんな中、耐積雪量が低いカーポートを選んでしまうと、積もった雪の重量に耐えられずに屋根が壊れてしまう可能性があるため、非常に危険です。
そのため、必ず住んでいる地域の積雪量に対応できるカーポートを選びましょう。
③ 柱の本数が多いカーポートを選ぶ
3つ目は「柱の本数が多いカーポートを選ぶこと」です。
カーポートには、左右両側に柱がある両側支持タイプと、左右いずれかにのみ柱がある片側支持タイプの2種類あります。
積雪地域の場合、柱の本数が多い両側支持タイプのカーポートを選びましょう。
片側支持タイプを選んだ場合、雪の重さに耐えられず屋根が偏る可能性があります。
安全のためにも、柱の本数が多く、雪が積もってもしっかり支えられるようなカーポートを選ぶべきです。
積雪に対応しているカーポートを扱う際の注意点
最後に、積雪に対応しているカーポートを扱う際の注意点を3つご紹介します。
1.隣家との距離が十分に空いているかチェックする
2.自宅の屋根から雪が落ちる位置に設置しない
3.カーポートの屋根には乗らない
① 隣家との距離が十分に空いているかチェックする
積雪に対応しているカーポートを扱う際の注意点の1つ目は「隣家との距離が十分に空いているかチェックすること」です。
隣家との距離が十分に保たれていないと、カーポートの屋根に積もった雪が隣家の敷地内に落ちる可能性があります。
特に屋根に傾きがある場合、下がっている方向に雪が滑り落ちやすくなります。
カーポートを設置する際は、隣家の敷地と十分に距離が取れているかしっかりチェックしましょう。
② 自宅の屋根から雪が落ちる位置に設置しない
2つ目は「自宅の屋根から雪が落ちる位置に設置しないこと」です。
自宅の建物にくっつく形でカーポートを設置すると、自宅の屋根からカーポートの屋根に大量の雪が落ちる可能性があります。
それにより、カーポートの耐積雪量を超えることもあるため、カーポートは自宅の建物から少し離れた位置に設置するよう注意しましょう。
③ カーポートの屋根には乗らない
3つ目は「カーポートの屋根には乗らないこと」です。
カーポートの屋根には雪が積もるため、積もった雪を下ろしたいと考える方もいるでしょう。
しかし、カーポートの屋根に乗ると、屋根が破損し、落下してケガをする恐れがあります。
もしカーポートの屋根の雪を下ろしたい場合は、専用の雪下ろし棒などを利用しましょう。
カーポート 積雪まとめ
ここまで、積雪地域におけるカーポートについてご紹介しました。
要点を以下にまとめます。
積雪地域では、車両への積雪防止になるなどの理由でカーポートが必要とされている
カーポートを選ぶ際は、住んでいる地域の積雪量を把握することが大切
カーポートを扱う際は、落雪や屋根の破損に十分注意する
これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
また、米子総建カーポート専門店では、カーポートに関するご相談をいつでも受け付けています。
カーポートについて相談したい、カーポートを建てたいと考えている方は、ぜひお気軽にご連絡ください!
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