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【カーポートに太陽光パネルは必要か?】後付けの費用から補助金/デメリットを徹底解説!

「カーポートに太陽光パネルは取り付けるべきか」


「カーポートに太陽光パネルを取り付けた際の費用や補助金について知りたい」


カーポートをこれから建てようと考えている方や、太陽光パネルをカーポートに搭載すべきか否かで迷っている方には、このようなお悩みを抱えてる方も多いのではないでしょうか。


新築住宅などに数多く採用され、政府や市町村から補助金が出ることがある太陽光パネルですが、近年はカーポートに設置している方も多くいます。


本記事では、カーポートに搭載する太陽光パネルについて、以下の点を中心に詳しく解説していきます。


  • カーポートに太陽光パネルを後付けする際の費用と補助金について

  • 太陽光パネルの架台設置の際の注意点

  • 太陽光パネル設置のメリット/デメリット


太陽光パネルをカーポートに設置しようか検討中の方や、太陽光パネル設置に関する知識を深めたい方は、ご参考にしていただけると幸いです。


ぜひ最後までお読みください。



太陽光カーポートとは


まずは、太陽光カーポートの概要についてご紹介します。


太陽光カーポートとは、カーポートの屋根部分に太陽光パネルを搭載したものです。


太陽光カーポートには、カーポートの屋根そのものが太陽光パネルの一体型と、既存のカーポートに太陽光パネルを後付けした搭載型の2種類があります。


そのため、カーポート建設の際に太陽光パネルをつけることも可能ですし、必要な時に後付けすることも可能です。


太陽光パネルを採用するか否かは、後述で紹介する費用や補助金、メリット/デメリットを参考にして決定するようにしましょう。



カーポートに太陽光パネルを後付けする場合の費用


次に、カーポートに太陽光パネルを後付けする場合の費用についてご紹介します。


カーポートを作った後に、太陽光パネルを設置する際の費用は、太陽光パネル/架台/工事費用込みで約150万円から400万円です。


こちらの金額は、駐車する車の台数により異なるため、あらかじめ駐車台数を考えておき、概算等を出してもらう必要があります。


しかしながら、導入する際の費用としては少々高くなってしまうため、購入や設置を検討している方は、ある程度資金が必要であることをおさえておきましょう。



カーポートに太陽光パネルをつける際の補助金


次に、カーポートに太陽光パネルをつける際の補助金についてご紹介します。


2024年度において、カーポートに太陽光パネルをつける際は、国からの補助金を受けることが可能です。


補助金の名称は「令和5年度(補正予算)及び令和6年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金」で、例年4月から7月ごろに公募がおこなわれています。


この補助金を受けるためには、以下の要件を満たす必要があるため、事前に該当するか否かを確認するようにしましょう。


駐車を目的としたソーラーカーポートであること

発電量の50%以上を導入されている場所の敷地内で消費すること

自家消費型太陽光発電システムであること


また、給付される補助金には上限があり、以下のように決められています。


  • 10kW未満の設備・・・1kWあたり27.25万円

  • 10kW以上50kW未満の設備・・・1kWあたり26.44万円

  • 50kW以上の設備・・・1kWあたり17.84万円


これらの上限額は、ソーラーカーポート設置の補助金申請で対象経費の最大額を決めるために使われ、実際の補助金は、この上限の3分の1になります。


また、補助金の支給額については、太陽光発電設備の容量や多雪地域であるか否かによって、補助金の金額が異なる場合があるため、事前にカーポートの施工業者などに相談するのがおすすめです。


よって、太陽光パネルを設置する際は、国と自分が住んでいる地方公共団体の補助金の概要を事前に調べておき、早めに申請するようにしましょう。



太陽光カーポートを建てる際の注意点


次に、太陽光カーポートを建てる際の注意点として、以下の3つをご紹介します。


1,建築基準法を守る

2,車の出し入れを考える

3,地域の気候に合わせた設計をする


架台は、屋根に太陽光パネルを固定させるためのもので、パネルを適切な角度に保ち、発電効率を高める役割があります。


架台を設置する際は、以下に紹介する注意点を事前に確認しておくようにしましょう。


①建築基準法を守る


太陽光カーポートの架台における注意点1つ目は「建築基準法を守ること」です。


太陽光カーポートを設置する際は、条件によって建築基準法が適用される場合があるため、設置する際は、建築と太陽光パネル双方に詳しい専門業者に相談するのがおすすめです。


以下が、建築基準法における規制になります。


架台の高さが4m以上の場合、建築物の一部とみなされ、場合によっては高さ調整をする必要性がある。

土地の面積における建物の割合である建ぺい率、敷地面積に対する延床面積の割合の容積率の双方を定められている基準に満たす必要がある。

建築確認申請が必要なため、申請に必要な書類やカーポートの図面が必要な場合がある。

一定の耐火性能を持っている必要性がある。

 

②車の出し入れを考える


2つ目は「車の出し入れを考えること」です。


太陽光カーポートを作っても、車の出し入れが不便だと使い勝手が悪くなってしまうため、施工前にカーポートの形状についてしっかり考えておきましょう。


カーポートの形状には、片持ち型や両支持型、Y字型/T字型などさまざまな形があり、それぞれでかかるコストも異なるため、自身の資金とも相談して決めるようにするのがおすすめです。


③地域の気候に合わせた設計をする


3つ目は「地域の気候に合わせた設計をすること」です。


太陽光カーポートを建てる際は、地域の気候に合わせて架台に使用する素材を考えることも重要です。


例えば、北海道など雪が多く降る地域では、雪の重さに耐える耐久性と強度が必要なため、スチール製が多く採用されています。


一方で、海が近い住宅などでは、塩害に強い素材を使用する必要があるため、アルミニウム合金の素材が使用されています。


また、使用する素材によってもかかる費用が異なるため、先述した車の出し入れの面も踏まえて困ったことがあればプロの施工業者に相談してみましょう。



太陽光カーポートのメリット


次に、太陽光カーポートのメリットについて以下の3点をご紹介します。


1,発電と省エネ

2,防災対策

3,環境への配慮


①発電と省エネ


太陽光カーポートのメリットの1つ目は「発電と省エネ」です。


カーポートは、開放的な場所に設置されることが多いため、発電効率が非常に高いのが特徴で、車2台分の太陽光パネルで約4.5kw発電することができます。


また、発電した電気は、自家消費分に当てれば電気代金を大幅に削減することが可能で、使いきれない余剰電気は、電力会社に売ることで収入を得ることもできます。


そのため、長期的な目線で電気代を削減することを念頭に、設置をされている方が増加しています。


②防災対策


2つ目は「防災対策」です。


先述した通り、太陽光カーポートは建築基準法に即した建築が必要であり、一定の耐火性能を持っていなくてはいけません。


そのため、火災が発生した際も火が燃え移る心配が少ないため、安全性を確保しつつ、再生可能エネルギーを取り入れる選択肢として注目が集まっています。


③環境への配慮


3つ目は「環境への配慮」です。


太陽光発電システムは、発電時に二酸化炭素を排出しない環境に配慮したものになっています。


さらに、既存の駐車場のスペースで発電をおこなうため、新たに土地を整備する必要もなく、環境負担の少ない発電方法としても注目されています。



太陽光カーポートのデメリット


最後に、太陽光カーポートのデメリットについて以下の4つをご紹介します。


1,初期費用が高額

2,発電量が保証されていない

3,申請手続きが複雑

4,メンテナンスが必要


①初期費用が高額


太陽光カーポートのデメリットの1つ目は「初期費用が高額なこと」です。


太陽光カーポートは、太陽光パネルによる発電ができたり、電気代削減や余剰電気の売買による収入が得られたりするため、長期的に見れば非常に魅力的です。


しかし、パネルを設置する際は費用が高額になることが多いため、カーポートを作るときに一緒に搭載するか、後付けにするかは資金と相談して決めるようにしましょう。


②発電量が保証されていない


2つ目は「発電量が保証されていないこと」です。


太陽光が安定して得られる環境であれば良いですが、天候や周囲の環境によっては十分な太陽光が得られず、その結果発電量が不安定になることが多いのが現状です。


また、パネルの定期的なメンテナンスを怠ると発電効率が悪くなる可能性もあります。


そのため、太陽光カーポートの発電量は不安定要素が多いことを知っておきましょう。


③申請手続きが複雑


3つ目は「申請手続きが複雑であること」です。


太陽光カーポートを設置する際は、建築確認申請や電力会社への申請など複数機関への申請が必要になります。


そのため、専門的な知識がないと時間と労力が多くかかってしまう可能性があるため、自分で申請手続きを全ておこなうのが難しいと思った方は、専門業者へ委託するのがおすすめです。


④メンテナンスが必要


4つ目は「メンテナンスが必要なこと」です。


カーポートに設置する太陽光パネルは、4年に1回のメンテナンス義務があり、メンテナンスが不十分だと発電効率が低くなってしまいます。


また、パネルに汚れなどがついてしまうと太陽光を上手く取り入れることができず、発電量が低下してしまうため、定期的な清掃も必要です。


しかし、パネルが付いているのはカーポートの屋根と高所での作業になるため、清掃をおこなう際は安全に注意を払うようにしましょう。


メンテナンスについては、費用がかかってしまいますが専門の業者に依頼するようにしましょう。



太陽光カーポートで後悔しないために事前によく調べて購入を!


ここまで、太陽光カーポートについてご紹介しました。


以下に要点をまとめます。


  • 太陽光カーポートには、一体型と後付けの搭載型があり、費用は100万円台からと初期費用が高額であるが、国や地方公共団体からの補助金がある

  • 太陽光パネルを設置する際は、建築基準法を守ることや車の出し入れ、自分の住んでいる地域の気候に合わせて素材などを選ぶ必要がある

  • 太陽光カーポートは長期的な目線では、電気代の削減などが期待できるなど大きなメリットがあるが、メンテナンスなどの費用がかかるため注意が必要である


これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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