「冬になったら車に積もる雪が心配だけど、どんな対策をすればいいんだろう?」
「降雪や路面凍結で立ち往生したらどうしよう…」
雪国にお住まいの方、あるいはこれから雪の多い地域にお出かけを予定している方の中には、このように考えている方も多いのではないでしょうか。
急な降雪に対応できずに事故やトラブルが起こってしまうケースは、意外と多いものです。
しかし、あらかじめ必要なアイテムを揃え、適切な対策をしておけば、冬でも安全かつスムーズなカーライフを送ることができます。
本記事では、雪が多い地域に限らず、冬場に備えて用意しておきたい4つのアイテム、さらに駐車場対策のポイントや、雪道の運転で注意すべき事柄について詳しく解説します。
快適かつ安全に冬場のカーライフを楽しむためにも、ぜひ本記事の内容を参考にしてみてください。
冬に備えるべきアイテム
まずはじめに、冬に備えるべきアイテムについて、以下の4つをご紹介します。
1,冬用タイヤ
2,冬仕様のワイパー
3,雪かき用アイテム
4,ウインドウォッシャー液
①冬用タイヤ
冬に備えるべきアイテムの1つ目は「冬用タイヤ」です。
冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)は、雪や氷の上でもグリップ力を保つように設計されています。
冬場の運転では、路面が凍結しているかどうかにかかわらず、気温が一定以下になると夏用タイヤは硬化して滑りやすくなるため、大きな事故につながるリスクが高まります。
雪の多い地域だけでなく、積雪量が少ない地域でも、気温が低い場合は路面が凍結しやすいため、スタッドレスタイヤに交換しておくことは非常に重要です。
②冬仕様のワイパー
2つ目は「冬仕様のワイパー」です。
雪や氷が付着しやすい冬場には、通常のワイパーよりも耐久性が高く、雪に強い「スノーワイパー」や「冬用ワイパー」の装着が望ましいです。
普通のワイパーは、雪が挟まったり凍りついたりすると可動範囲が制限され、ゴムが傷みやすくなります。
視界をクリアに保つことは冬道の安全運転に直結するため、早めに準備しておきましょう。
③雪かき用アイテム
3つ目は「雪かき用アイテム」です。
駐車場や車体周りに積もった雪を除去するための道具も、冬の備えとして欠かせません。
具体的には、以下のようなアイテムを準備すると便利です。
・スコップ(スノーシャベル):車体の周囲やタイヤ付近の雪をどかすために使います。
・スノーブラシ:車体の上やウインドウに積もった雪を払い落とすのに便利です。
・アイススクレーパー:フロントガラスやサイドミラーにこびりついた氷を削り落とすのに役立ちます。
④ウインドウォッシャー液
4つ目は「ウインドウォッシャー液」です。
雪が降ると、フロントガラスやライト周辺が汚れやすくなり、視界不良に陥りやすいです。
冬用のウインドウォッシャー液を使うことで、走行中に付着した汚れを洗い流しやすくなります。
また、ワイパーと同様に、ウォッシャー液が凍っている状態で無理に作動させるとポンプが故障する恐れがあります。
定期的に残量や濃度を確認し、早めに補充するようにしましょう。
冬場の駐車場対策
次に、冬場の駐車場対策について、以下の3つをご紹介します。
1,カーポートを設置して積雪や凍結を防ぐ
2,ボディカバーや断熱シートを活用する
3,除雪しやすい駐車スペースを確保する
①カーポートを設置して積雪や凍結を防ぐ
冬場の駐車場対策の1つ目は「カーポートを設置して積雪や凍結を防ぐこと」です。
カーポートがあるだけで、フロントガラスの凍結や車体に積もる雪の量が大幅に軽減され、雪かきの手間や車へのダメージリスクが下がります。
積雪が多い地域では、カーポートの強度も重要ですので、耐雪/耐風性能の高いものを選ぶと安心です。
また、カーポートは雪だけでなく、雨や紫外線、黄砂などからも車を守ってくれるため、オールシーズンでメリットが得られる点も魅力です。
②ボディカバーや断熱シートを活用する
2つ目は「ボディカバーや断熱シートを活用すること」です。
屋根付きの駐車スペースが確保できない場合は、ボディカバーや断熱シートを活用することがおすすめです。
ボディカバーは雪や霜、埃を直接車体に付着させないため、朝の出発前に積もった雪を下ろす手間が大幅に軽減されます。
ただし、強風時にはカバーがめくれたり、カバーの下で結露が発生して車体が濡れてしまう場合があるので、素材選びや固定の仕方に注意が必要です。
③除雪しやすい駐車スペースを確保する
3つ目は「除雪しやすい駐車スペースを確保すること」です。
積雪量が多い地域であれば、車を複数台保有している場合や来客用の駐車スペースがある場合に、除雪作業をしやすいような動線を考えることも重要です。
できるだけ平坦で広めのスペースを確保できれば、雪かき作業もスムーズに進められます。
雪道の運転で気をつけるべきポイント
最後に、雪道の運転で気を付けるべきポイントについて、以下の4つをご紹介します。
1,発進時はゆっくり進み、急加速/急ブレーキを避ける
2,カーブではスピードを落として安全に曲がる
3,雪をしっかり取り除き、安全な視界を確保する
4,安全なルートを走る
①発進時はゆっくり進み、急加速/急ブレーキを避ける
雪道の運転で気をつけるべきポイントの1つ目は「発進時はゆっくり進み、急加速/急ブレーキを避けること」です。
雪道や凍結路では、タイヤのグリップ力が大幅に低下します。
急加速をすると空転(ホイールスピン)が起きやすくなり、車がまっすぐ進まず横滑りする原因にもなります。
また、急ブレーキはスリップの大きな要因です。
ゆっくりとアクセルを踏んで、車を前に進めることを心がけましょう。
発進時のちょっとしたコツとしては、マニュアル車なら2速発進、オートマ車でも「スノーモード」などがある場合はそれを活用するとスリップしにくいです。
②カーブではスピードを落として安全に曲がる
2つ目は「カーブではスピードを落として安全に曲がること」です。
雪道や凍結路のカーブでは、想定以上に車が外側に膨らむことがあります。
また、ハンドル操作が滑らかであっても、路面が滑りやすいため、減速が遅れると制御不能に陥る可能性が高まります。
カーブ手前で十分にスピードを落とし、カーブ中は一定の速度とハンドル操作を保つことが大切です。
③雪をしっかり取り除き、安全な視界を確保する
3つ目は「雪をしっかり取り除き、安全な視界を確保すること」です。
走行中に屋根の雪がフロントガラスに滑り落ちてくると、視界を奪われて非常に危険なだけでなく、後方車両に雪が飛散してトラブルになる可能性もあります。
視界不良が事故の大きな原因のひとつとなるため、出発前の雪下ろしやガラスの霜取りには十分に時間をかけてください。
④安全なルートを走る
4つ目は「安全なルートを走ること」です。
雪や凍結が予想される地域では、交通量の多い幹線道路のほうが除雪作業や融雪対策が行き届いていることが多いため、安全面を優先して遠回りでも走りやすいルートを選ぶのがおすすめです。
事前に地元の交通情報や雪の状況を確認して、危険を最小限に抑えるようにしましょう。
カーポートの設置は、米子総建カーポート専門店まで
いかがでしたでしょうか。
今回は、冬に備えるための必須アイテムや駐車場対策、雪道での安全な運転のポイントをご紹介しました。
冬の車対策は、単に「スタッドレスタイヤに変えるだけ」ではなく、ワイパーやウインドウォッシャー液の準備、雪かき道具の用意など、いくつかのステップを踏む必要があります。
また、駐車環境を整えることや走行ルートの工夫をすることで、より快適かつ安全に冬を過ごせるようになります。
米子総建カーポート専門店では、カーポートに関するご相談をいつでも受け付けているので、ぜひお気軽にご相談ください!
Kommentare